美少女戦士セーラームーンR 劇場版

幾原邦彦監督  脚本 富田祐弘  作画監督 只野和子

ストーリー

うさぎ達の前に突然現れた異星人フィオレ。彼は子供の頃の衛と知り合いであった。衛との友情のために花を持って来たと言う彼。しかし彼は悪魔の花キセニアンに支配されていたのだ。キセニアンは弱い心に取り付き、取り付いた人間を支配し、憎しみを爆発させるのである。憎悪にかられ、地球人を滅ぼすと言うフィオレには衛の言葉も届かない。しかも彼はセーラームーンを、衛をだましている者として憎みその命を狙う。セーラームーンをかばった衛は重傷を負い、フィオレに連れ去られる。その頃、地球に一個の小惑星が接近しつつあった。実はそれこそがキセニアンの本拠地であり、彼らは地球の人間のエナジーを奪い尽くそうと考えていたのだ。セーラー戦士達はその小惑星に向かう。

  

今回のチェックシーン

幼き日の衛とフィオレ。衛はフィオレに花を渡した。

植物園にて、いきなりキスをねだるうさぎに、焦る衛。

興味津々で覗き見のセーラー戦士達。

「覗き見なんて、ダメ・・」って言ってる亜美ちゃんも、この後みんなの様子につられて思いっきり覗き見しちゃいます。本音と建前が格闘する亜美ちゃん。

目を開けた前には、衛ならぬ毛虫が。驚きのあまり秒速36万キロで逃げるうさぎ()

衛の前に現れた謎の少年。実は彼こそがフィオレであった。

「衛さんて男の人にももてるのね・・。」

思わずこぼした一言に思いっきり突っ込まれてこの後亜美ちゃんはメロメロになります。

美奈子「亜美ちゃんのエッチ」

謎の植物に操られる人々に、美奈子のピンチ。

しかしオッサン。美奈ちゃんのスカートの中のぞいとるようにしか見えんぞ。

ちびうさが危ない! うさぎはとっさにちびうさをかばって飛び込みます。

気を失ったうさぎの目を覚ますのにちびうさが取った方法は。この後ワンカットで18秒も引っ張ったという有名なシーンがきます。

しかしちびうさ、これでは永遠に目を覚まさなくなるぞ。

「助けてくれてありがとう・・・頑張って!」

ちびうさもうさぎに声援を送ります。

現れたフィオレ。彼は昔、衛に出会っていたのでした。

しかしその胸には、悪魔の花キセニアンが。フィオレはキセニアンに支配されていたのだ。

フィオレの強さは半端じゃない。セーラージュピターでさえも、格闘戦で吹き飛ばされてしまう。

セーラームーンの危機に、看板の中から現れたタキシード仮面。しかし紳士服ヒグチって何?

セーラームーンをかばってタキシード仮面は倒れます。これは34話であったシーンの再現です。

タキシード仮面をさらわれて、元気を失くしていたうさぎに対するちびうさの励ましがこれ。それにしても、ちびうさはいろいろなアイテムを出します。

セーラーテレポートで小惑星に向かうセーラー戦士達。しかし飛んでいくのならテレポートではないと思いますが・・。

「いてっ」

みんなはうまく着地したのに、うさぎはしっかりしりもちついてます。

「シュープリームサンダー!」

ジュピターの攻撃が妖魔をなぎ倒す。

「クレセントビーム!」

ヴィーナスの攻撃も敵をなぎ払う。

「シャインアクアイリュージョン!」

マーキュリーの攻撃もパワーアップしてます。

「ファイヤーソウル!」

マーズの激しい攻撃。

「えーいっ!」

セーラームーンもムーンプリンセスハレーションをなぎ払います。このあたりの戦闘シーンはすごく激しい。

とらえられたセーラー戦士達。このあたりは45話や51話のイメージです。

抵抗のできないセーラームーンはエナジーを吸い取られる。セーラームーンのピンチ。

うさぎと出会う前の孤独だった頃の亜美ちゃんの表情。彼女の孤独を救ったのはうさぎでした。

まこちゃんもその強さ故にみんなに敬遠されて孤独でした。彼女の心もうさぎによって救われた。

美奈子も孤独を感じていた。

それにしてもこのシーン。画面の色調を描くセーラー戦士達のカラーで統一してバリエーションを持たせているのが見事。

霊感の強さ故に回りから不審な目で見られていたレイ。彼女も寂しかったのです。

エナジーを吸収されてぐったりしてしまったセーラームーン。フィオレの攻撃が迫る。

そこに衛の薔薇が。これがフィオレにとっては一番のショックだった。

「あなた一人なんかじゃないわ・・。」

うさぎはフィオレに優しく語りかける。

フィオレに衛が渡した薔薇は、実はうさぎが衛に与えたものだった。この事実がフィオレの頑なな心を溶かします。

プリンセスとなって銀水晶の力でみんなを命懸けで助けようとするうさぎ。このあたりから画面がBGMの「Moon Revenge」と見事にシンクロします。

「うさぎちゃん!」

マーキュリーも最後の力を振り絞ってセーラームーンを援護します。

「うさぎ!」

マーズの必死の思い。

それにしてもこのシーンがBGMのソロパートに見事にシンクロしてます。

「うさぎちゃん!」

ジュピターも最大のパワーを出します。

「うさぎちゃん!」

ヴィーナスも必死の思い。

同じようなシーンの繰り返しになるのを、アングルを変えることで変化をつけてるのが見事。

衛もうさぎをサポート。

  

しかし銀水晶は壊れ、うさぎは力尽きます。

そこに現れたフィオレ。セーラームーンと衛によってその魂を救われた彼は、命の花を差し出します。これが彼にとって衛との約束の花でした。

衛とうさぎの口付けのシーン。非常に美しいシーンです。

  

「言ったでしょ・・全部私が守ってみせるって・・。」

うさぎが生き返ります。彼女の思い、そして彼女に対するみんなの思いが奇跡を起こしたのです。

「うさぎちゃん!」

駆け寄るみんな。ここで3回目の「Moon Revenge」がかかります。

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